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2006年2月25日 (土)

天皇、君が代問題を考える

 昨夜の朝まで生テレビ、昨今の皇室典範論議を踏まえて

 昨夜(というか早朝)の朝まで生テレビは、天皇問題であった。紀子様にお子さんが出来て、皇室典範改正は先送りの方向だが、まだ性別もわからず、また女子だったり、男子であっても一人生まれてもそれで安定的な皇位継承ができるかも疑問である。

 女性は可だが、女性宮家を作る女系はダメという見解。何がなんでも女子はダメという意見など多様だが、八木秀次氏のように神武天皇以来の男系云々を根拠にして、男子で継がないと伝統が廃れる意見を常々述べている。しかし本当の伝統を考慮すると、女性天皇を認めない方が伝統に反するのである。

 女性が天皇になれない方が伝統に反する

 たとえば旧宮家は今から600年くらい前の天皇家の流れである。律令の規定やここからは確実に実在し、今の皇室に繋がる継体天皇は応神天皇の五世孫とされるように、五代前が血のつながりの強さが薄まり、親戚の範囲を外れることを考慮すると、600年前の家系から世継ぎを出すのは、これは血の濃さや相続の社会規範から考えるとむしろおかしい。

 また皇室の最高神は天照大神で、推古から孝謙まで、日本という国の名と天皇という呼称が確立する時期に、むしろ女性天皇が多いことと、明治以後に女性天皇が禁止されたことから、そこを基準に考えずに、古代を含めて考えると女性が皇位につけない方が不自然である。

 直系主義、女性天皇、男子優先を優先する方法

 明治以前は天皇が明治以前は退位が出来た。この方が高齢で外国訪問が出来ないとか、崩御前の自粛騒ぎが回避できる。この退位を認めれれば、上記の3つを両立できる。たとえば今の皇太子の次は愛子様が即位し、男子が産まれて成人すれば退位するのである。これなら今の皇太子の直系→女性天皇→男子優先が両立する。

 天皇ご一家の意志を愛国主義者は理解して

 世の中が不景気でストレスが溜まりがちなことと、社民党や自民党リベラル保守の衰退と、2チャンネルのネットウヨなどの登場と、小泉首相の靖国参拝などある種右傾化傾向が見られる。

 しかし彼らはそれで愛国主義と思っているのだろうか?今の天皇は即位の際に「日本国憲法を守り」と語られ、日の丸、君が代の強制に批判的だし、サイパンでは他国民を含めた戦死者に哀悼に意志を示されていた。また昭和天皇を含めて、A級戦犯が合祀されてからは靖国神社に参拝されていない。

 ネットウヨは、韓国人、中国人批判をやたら述べているが、天皇は桓武天皇の母系は韓国からの渡来氏族であることを述べられている。律令は中国との交流が無ければ成立しなかった。他国なり、今の自国に不満はあるにしろ、民主主義批判や戦争責任を居直ることは、明白に陛下の御意志にも反することを肝に銘じるべきである。本当の大和心を持つ人間なら他者を批判するよりも、自らが自制するのが徳の高い人間で、陛下の御意志にも沿うことを理解すべきだ。

 日の丸、君が代問題、私の提案

 以前、国旗、国家法制定の時に、これは市民の強制を伴うものではないはずだったのが、卒業式などの処分を見ているとどうもそうではない。愛国主義者と思っている人たちに言いたいが、日本が北朝鮮のような国ではないというのなら、思想の自由は守られるべきで、国の公式式典で国旗をあげ、君が代を流すのと、小学校の卒業式は区別すべきである。通常の学校や生徒は日本にあるが、その地域にまず属している。これからは地域主権で道州制も検討されている。

 それなら私なら中学までは大阪市立、高校は府立だったから校歌と大阪市と府の歌を歌うのである。選挙の投票率が国政選挙は60%くらいあるが、都会では30%くらい。そこで市や府の旗もあげる。今は地域への関心を高めることが優先されるべきで、オリンピックへの関心など見ると、日本人は愛国心は低くなく、まずは地域のことの関心を優先すべきだ。

 それと君が代は厳粛に聴くのには名曲だから、吹奏や国際試合でソロ歌手が静寂の中でアカペラで唱うのもいい。だが気持ちが沈静化するので、たとえばスポーツイベントで国旗掲揚には向くが、試合の間に唱うなら、国土の美しさや平和や友好を歌詞に入れた、長野県で今も広く唱われる「信濃の国」のような、唱うと元気が出る歌を愛唱歌として作るべきだ。むしろ強制され、それがトラウマになり反体制に繋がらず、自発的で健全な愛国主義に繋がると思う。また一番は日本全体、二番以後は北海道だったり、関東だったり、道州制の州歌にするとどうだろう(もっとも州で独自の歌を制定するのを否定するのではない)。

 私は日の丸は日本という国の名前から考えると、今の白地に赤のデザインを代えることはないと思う。ただ沖縄など戦争に忌まわしい記憶がある地域では、それを無理に強制化し、それに反すれば処分するようなことは特に避けるべきである。海外では国旗の柄のランニングパンツもあり、日本的に考えれば不謹慎だとなるのかも知れないが、ある種そういう柔らかい発想の方が、民主主義と愛国思想が対立概念になることが避けられると思う。

 

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コメント

道州制はまだあまり理解できてず、なかなか記事が書けないでいます。

この記事、本当にすばらしいですね。
山中さんのようなバランス感覚に優れた方々が日本にたくさんいらっしゃればいいのですが。

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