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2006年4月 2日 (日)

格差社会問題と教育格差、道州制

 4月1日の朝まで生テレビ、格差社会問題 ‐教育格差‐

 4月1日の朝まで生テレビで、現状の格差も問題だが、低所得層が豊かな教育が受けられず、格差が固定される懸念が固定されていた。有名大学に入っている人の親の年収は、1千万を超えているケースが多く、こういう言い方は失礼だが、底辺高に通学する生徒の親は概ね収入が平均以下の所が多く、東京の中でも町工場など、景気回復の恩恵を受けていない、足立区などでは給食費など補助してもらっている家庭の割合が高く、一方では、都心の裕福な区では区立ではなく、私立中学を受験するのが当たり前の風潮になっている。

 

 東京周辺と地方の現状は違う

 だが東京のできる子なり、裕福な子は私立に行くのが当然の風潮で、今の公立では受験に勝てないとか、教師の力量が低いという識者がいうこともおかしい。というのは開成高校とか東京で東大合格者をたくさん出している高校はあるが、大阪や愛知でも最難関の高校は公立だし、概ね地方の府県では県庁所在地にある伝統校が名門とされる。

 それが一方で弊害にもなり、どこの大学より、地方の県ではどこの高校を出ているかで、地方銀行の中で出世が違うようなこともあるが、東大などの受験で公立が全く歯が立たないというのではない。

 後者の地方の公立名門校信仰の風潮なんか、あまり語られず、東京の状態を見て公教育が崩壊していると言い切るのも、あまりに短絡的ではないだろうか。

 

  ゆとり教育の是非と格差問題

 一時期、日本の教育の過密さが指摘され、カリキュラムの削減やゆとり教育、総合学習の導入が図られたが、それでは学力がつかない、受験に勝てないなどの論法で見直しが図られているのが現状である。

 ゆとり教育については、格差是正論者では森永卓郎氏、斉藤貴男氏らがそれで、公立から有名校に行きにくくなることなどで否定的である。一方で宮崎哲弥氏らは肯定的である。

 2002年6月の中央公論に宮崎、斉藤両氏のこの問題について対談しているのがあり、両方の意見は異なるが、どちらを選択するにしても、弊害と利点が出る。どこかでこの対談は一読されたいが、斉藤氏の気持ちはわかるが私は後者の論者である。

 大平光代助役時代に大阪市の教育改革で、習熟度別にクラス編成をした。これは大平さんが不幸な境遇から弁護士になったり、非行に走る子どものサポートをした経験から、この意図を斉藤貴男氏らが指摘する、階層固定を目指すのではなく、できないということが絶望感に繋がらない配慮である。

 ヤンキー母校に帰るのモデルの先生が、ゆとり教育だが総合学習で何をやるかなど、現場に安易に丸投げしないことを提唱していた。個人的には教科教育はわかることを確実にやる一方で、総合学習で縦割り的なことでなく、児童、生徒が関心のあるテーマを徹底して、やることが大事かと思う。

 なお問題点はあるが、ゆとり教育にしなければならないことは、以下を参照してほしい。

http://blogs.yahoo.co.jp/zenikinnyama/3058990.html

http://blogs.yahoo.co.jp/zeniknnyama/1196473.html

http://blogs.yahoo.co.jp/zenikinnyama/1460708.html

 晩成型人材の活用を

 

世の中を見ていて、高校くらいまではぱっとしないが、実社会で大活躍している方がいる。ゆとり教育の是非についてどうなのか知らないが、芸能界だと底辺高に近い高校卒だが、島田紳助さんや、渡辺満里奈さんなんかむちゃくちゃ頭いいし、偏差値38で横浜市長になった中田市長や、その横浜で教育委員をしているヤンキー先生。

 また宮崎哲弥さんも大学は慶応だが、札付きの悪が多い工業高校に行ってたそうである。私も実は晩成までしていないが、そういう部類であった。

 あるいは建築家の安藤忠雄さんもそうであった。中田市長以下、みんなゆとり教育論者だが、自分も含めて高校までは勉強が得意でないレッテルが貼られたのだが、高校までは教えられた内容に即答的能力が問われ、入試も最近は小論文がある場合もあるが、そういう能力がほとんど問われる。

 だが大学では試験が論述形式になったり、トータルなことを整理して自分の意見を述べたり、実社会ではそういう流れで判断して暮らすのだから、後者の方が優れているケースがいっぱい出てくる。

 勝谷雅彦のように大学全入時代を質の低下と決めつける人間もいるが、彼の母校の灘高校から東大のような特定階層から、官僚という硬直化した流れより、たとえ後者のような人間が100人に5人でも、その5人から優れた人材を拾い出す方が賢明ではないか。教育格差是正を検討する専門委員は、極力、晩成型から登用することが望ましい。

 

  地方の事情、個人の専門性を活かした格差是正

 熊本日々新聞を見ていたら、農業高校の分校の女生徒が地域の自然体験カリキュラムを学んでいた部分が評価され、熊本大学のスポーツレクレーション専攻のある学部に推薦入学で入り「普通科に入学していたら、熊本大学に入れなかった」という発言があった。また新潟大学の工学部に工業高校の生徒が推薦入試で入り、大学もトップで卒業したケースが紹介されていた。

 これが同じ入試なら英語など普通科と職業高では教科内容に差があり、上記のようなことは起こらない。だが地域特性と個々の優れた部分を評価すれば、こういう現象は起きてくる。これなら特定の高校目指して塾通いの必要はない。

 文部科学省の硬直した体制では、なかなかこういう理に適う裁量ができないが、市町村や県に裁量の部分をおろしすぎると、県の有名高優先主義の懸念も出る。その点、道州制なら、国の中央集権弊害も排除できるので、教育格差是正策の浸透にも有効ではないか。

 また教育格差是正には、有名校卒でほとんど占められるマスコミの体質、報道の仕方も検討すべきで、昨年のNHKのプロジェクトXの虚報問題など、その弊害、蔑視が色濃く出ている。地域を見る重要さは以下でご覧ください。

http://blogs.yahoo.co.jp/zenikinnyama/3941598.html

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