フォト
無料ブログはココログ

システムブレーン道州制関連講演プロフィールページ

西田ただみちHPと日本道州制研究会HP

関西州ネットワーク

みんなでつくろうみんなの箕面

道州制と地域文化社会研究学会

« 道州制、地方自治を学ぶ関連サイト | トップページ | 連休の終わりに、高速交通整備と道州制 »

2006年5月 5日 (金)

今日はこどもの日、東京の目線で教育を語るな、道州制の応用

 今日は子どもの日 昨今の教育論議から

 

 今日は子どもの日。子どもについては少子化などの問題があるが、どうもゆとり教育の撤回傾向があり、先日のBSデイベートでもそれを含め教育問題を特集していたが、長期的結果が出ないことで、ゆとり教育を止めることに私は反対である。

 ゆとり教育を推進し批判を浴びた、文部官僚の寺脇研さんの『21世紀の学校はこうなる』(新潮OH文庫)を読んだのだが、指導要領の削減の意味は基本的に全員が覚えるべき最小標準を絞るが、後はその分やりたい勉強をやる余地を与えることだと解説しています。

 寺脇さんの本を是非一読してほしいですが、寺脇さんの指摘で大学で考古学教室に入りたければ、考古学の本を1冊読まないと解けない問題を出しているかというと、現状はそうではない。大学が必ずしも大学での専門教育に長けた人材を熱心に入学させる工夫をしていないが、ゆとり教育で生まれた総合学習で、やりたいこと、やるべきことを一生懸命やり、大学がそれに対応する入試をすれば決して、ゆとり教育がだめとはならない。

 なおゆとり教育問題は以下でも論じているので、是非ご一読ください。

http://blogs.yahoo.co.jp/zenikinnyama/1196473.html

http://blogs.yahoo.co.jp/zenikinnyama/1460708.html

 東京の目線で日本の教育全体を論じるな、義務教育校区撤廃は他地域ではなじまない

 後、学校選択の義務教育での自由化とか、公立がダメだから私学に行く話でも、寺脇さんの本にも出ていたが、地方から自分たちの地方の学校は荒れていないのに、東京でそうだから全国的にそうだという話は止めてほしいという声が強かったそうである。

 思えば東京の区部のように、小学校が徒歩で行ける中にいくつもあったり、一方で私学に行く子も多い。だから校区の自由選択も選択肢として否定できない。だが大阪や名古屋ですら義務教育段階で私学に行くのは、昔より増えたが少数派だし、関西以西だと学力云々ではなく、その校区に韓国、朝鮮籍や被差別部落の方が多いという理由で、地元の公立に行かないケースを今でも見聞きする。

 東京でこうだからと、校区の自由化を全国的に広げるとそういう傾向に拍車がかかる懸念が強い。共産党系の意見で同和地区の学校の施設や教員を重点整備、配置すると「逆差別、同和利権」とやたら攻撃するが、やみくもに校区の自由化だけが全国で行われると、親の多くがその校区の学校を選択せず、差別を受ける側の地域の生徒だけが残る。それが差別を加速する公算が強い。 そうなると、やむなく逆差別的な制度を続けて、生徒の確保を図る必要が出ることになる。逆差別問題の解消に繋がらないのである。

 また農村県だと人口が少なく、小学校、中学校が指定された所に行かなければ、そもそも通学時間がかかり過ぎたり、校区単位で自治会などが行われることが円滑に出来ないなど、地域社会の衰退の懸念もあるし、そもそも義務教育段階で子どもの意志で、子どもの方からこの学校に行きたいと選択できると思えず、受験の損得でしかたいていあり得ない。

 東京でこうだからと、私学に流れるというものの、全国的には県庁所在地の名門公立校が一番の進学校である場合も多いし、地方の郡部の高校では進学しない生徒も多数いるが、一方で東大に合格する生徒も出ることもある。東京になると膨大に学校があり、その中で元々成績がいい子が集中する高校があり、それが有名大学を受けるから結果が出ているのであり、公立だからダメだということにはならないのではないか?親なり教育評論家などの意見は東京から流れるので、どうしてもそうなるが、個々の地方の状況を見るとそうではないことを理解すべきである。

 

 地方の独自性や道州制の応用

 今、小学校で英語の導入方針が出されその是非が取りざたされている。国語や九九ではないので、こういうものは選択が可能にしても、その時間にクラブ活動や総合学習など別のことを代わりにやれる選択も保障すべきである。

 それとまもなくプロ野球の交流戦である。日本人は学校は学ぶ道具であり、目的ではないのにそうは思わないことに、大きな誤解があるのだが、たとえば学校の自由選択以前に中学の1学期は4,5,6の一月ずつ違う中学で授業を受けたり、その結果で中学生自身が希望する中学を決めたり、高校なら農学部志望者は近くの農業高校で三年生になれば、そこで授業を受けることや、職業高で文学部系統の大学に進みたい者には普通科の高校に金曜だけ授業を受けに行ってもいい対応。

 あるいは大阪には水産高校がないので、兵庫県の水産高校に行ける対応など、ある程度の交流や互換性を持たせるべきである。これを文部省で決めると強圧的になったり、地域の事情が把握できない場合も多く、県単位だと水産高校がないなど選択肢が限られる場合も出る。

 こういう時こそ道州制を活用して、やや広域的な範囲で教育を改革して、その成果を他の道州なり、国が学ぶことが望まれる。

« 道州制、地方自治を学ぶ関連サイト | トップページ | 連休の終わりに、高速交通整備と道州制 »

道州制、日本と地域社会」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。石川県金沢市に住むものです。
道州制について興味があり、調べていたら
山中さんのブログに辿り着きました。

自分は金沢という地方都市に対する構想を中心に
道州制についても考えてみました。

といっても勉強不足で稚拙なのですが、
これからここで勉強させていただいて、
よいものを考えることができるようにしたいと思っています。

宜しくお願い致します。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/52585/1682797

この記事へのトラックバック一覧です: 今日はこどもの日、東京の目線で教育を語るな、道州制の応用:

« 道州制、地方自治を学ぶ関連サイト | トップページ | 連休の終わりに、高速交通整備と道州制 »

最近のトラックバック

ウェブページ

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31