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2006年6月21日 (水)

道州制、地方分権を学ぶための本、その5 大谷晃一『大阪学』

 道州制、地方分権を学ぶための本その5 大谷晃一著『大阪学』

 この本は道州制や地方分権に直接言及した内容ではない。しかし今後の道州制や地方分権を推進する上で、日本国の外国から見たら均質的な、没個性的とも思われる日本人が、東京を標準とする経済、文化の中で育まれたとすれば、関西、その中で大阪は異質である。

 記憶に新しい所では2003年の阪神タイガースの優勝に際して、5300人も道頓堀に飛び込んだりなど、他の地域で応援している地元チームが優勝しても、絶対起こりえない光景をテレビで目にして、思わず唖然とされた方は多いと思う。

 大阪は自由な気風の半面、いらち(標準語ならせっかち?)でマナーの悪さが横行している。ルールより身近な損得がお互い優先される社会である。いわばアジア的現場主義なのかも知れないが、大阪を考えることはアジア的風土の功罪を考慮するのに、以外と類似例として参考になるだろう。

 大谷さんは関西のテレビ番組によく出ておられるが、80歳を超えていると思われない若さでエネルギッシュな文章を展開されている。共感する部分として人文科学が縦割り状態で「役に立たない」というイメージでとかく、軽く見られがちなのを大阪という横割りで、いろんな事項を整理して、大阪を論じられ今、大阪論の代表作になっている。

 町人の町、大阪の気風や自分をおとしめ、相手を立てる大阪のお笑いなど、役人主体の閉塞した日本社会の打破に不可欠だが、規制緩和の行きすぎなど大阪的な無茶にも通ずるのかも知れない。日本社会の平均値と大阪的な価値の対比は不可欠である。新潮文庫、税抜き400円。なお続編に同じく新潮文庫に続大阪学もある。

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