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2006年9月30日 (土)

小学校英語必修化論争に想う

 小学校英語必修論争に想う

 今年に入り、文部科学省などの方針で小学校でもの英語の必修が提起され、これについて賛成、反対の意見が分かれ、NHKのBSデイベートでも、このテーマで論争が巻き起こった。

 先頃、発足した安倍内閣の伊吹文明文部科学大臣が、英語必修に対して「この段階は英語よりも日本語力」を身につけるべきではという問題提起をされ、英語必修に方針に対して異議を唱えた。

 『国家の品格』の藤原正彦氏も同様のことをのべられている。日本人の英語下手も問題としても、NHKのみんなの歌の「これって誉め言葉?」の歌詞ではないが、国語力の低下(あるいは日本語の変化なのか?)も考えねばならない。英語か国語かを考えて見たい。

 できねばならないか?できたらいいのちがいにすべき

 教育を考える時に、どの段階でどれをどのくらい知っている、出来ているかの最低ラインがある。そういう意味で考えると英語はまだまだできねばならないというものではない、特に小学校段階ではそうだと私は考える。

 子どもがテレビの英語番組に興味を持ったり、外国人と話したいと考えて英会話スクールに行きたいとかいうのは、いっこうにかまわない。だが日本人のどれだけが英語でメシを食う仕事につくのか?いわば測量や設計で仕事に就く人がいて、それについて勉強する人がいるのは、いっこうにかまわない。だが測量、設計を工業高校の建築科などをのぞけば、決して高校のみならず、中学でも必修とはならないのと同様、英語を必修にするほどの必要性を、普通の国民は必要性を感じていないと思う。

 動機づけとして、英語が日本国民で小学校段階で必修にし、他の科目や総合学習を削減したり、そのために週休二日制を元に戻す必要もない。

 地方の特性の発揮と言語と文化という科目の設置を

 中国や台湾では北京、台北など大都市では小学校でも英語を教えているなど、国によっては地域により、意見が分かれる部分を配慮している国も多い。大都市だと外国人の流入が多かったり、専門知識を持った教員が配置できるので、これは英語を受験科目で英語を早期に学習した者が有利にならないように、中~大まで入試科目で英語を必修(大学入試で英語の配点が200点とか、二教科入試の大学で英文科でもないのに英語は必修など止めるべきである)にしない措置の上で、以下のことを提言する。

 横浜市など、今でも小学校で英語を教えているそうであるが、福岡県や在日韓国:朝鮮系の方が多い大阪など、ハングル文字や中国語の挨拶くらい、地域特性に応じて教えながら、それを日本語で書かれた読み物教科書にして、言語と文化と同時に地理と国語の知識を身につけるようにする。こどもの居住地域でそういう違いはあった方がいい。

 なお中央集権の文部省でなく、道州制単位で指導要領、教科書を作成し、細部のことは基礎自治体と学校に任せるべきである。

 必修と選択できる、やれればいいの混乱の整理を

 今、高校では世界史が必修で日本史は必修ではない。だが日本史も同時に選択すると地理を取らない、あるいは取れないことがある。そのため南関東の都県からは日本史を必修にする方がという意見も出ている。

 これは英語か国語かという小学校での課題に似ているが、どうもどこかで国際化という大義名分が肥大化して、世界史を必修という方向に落ち着いた経緯と、小学英語の件は似ていると思う。

 高校なら世界史、日本史、地理から二科目は必修とか、遣唐使、シルクロードの話で世界史と日本史、地理を並行して、どれを選択しても三科目の要素を学習できる方法はある。言語と文化を小学校で科目設置するアイデアと同様である。

 それとできればいいを「できねばならない」と誤解して、子どもを勉強嫌いにしない配慮を、最低限忘れないことと、地域単位での様々な試行錯誤を怠らないようにしてほしい。

 教育基本法改正云々より、こういう側面への配慮を欠かしてはならない。

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