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2006年11月10日 (金)

いじめや自殺、教育再生と社会を問うその1

 文部科学省に自殺予告の便りまで いじめや自殺を考える 教育現場の対応

 滝川市のいじめ自殺など、類似の出来事が続くと思ったら、今度はいじめ自殺の予告の便りまで文部科学省に届いた。それを公開したことについては、愉快犯を誘発する懸念はあるが、そのこと自体は社会の注意を喚起するため、止む得ない措置だったと思う。

 昔はこうだった論の危険性

 よくテレビのワイドショーなどで、上記のような事件が起こると「昔はこうだった、よかった」という意見が出てくる。だから時代回帰的に愛国心とか強調した、教育基本法の改正とかなりがちであるが、昔は決してよかったのではない。

 戦前は軍隊でいじめが日常化していたし、高度成長期の前半くらいまでは、今のような陰湿ないじめは少ないが、けんかなんかはむしろ日常的であった。

 短絡的な硬派な論者の意見

 たとえば小学校の運動会で徒競走で順位を競わせないことについて、常に硬派とされる論者(勝谷雅彦とか)は日教組的な悪平等主義と批判しがちである。だがそういうことが増えたのは、日教組の組織力が低下したここ20年くらいのことである。

 いじめや荒れる学校が問題になり出した時期から、こういう現象が増えたのだが、今はスポーツの出来る子というのは、野性的に外でのびのび遊んでいるうちに運動が得意になるというより、ある程度スポーツ指導を受けた子が上位になり、勉強は出来ないけどスポーツが得意な子の能力の発揮の機会として、運動会の順位を競わせろという効果はあまり少ない。

 それよりも足が遅いとか、おまえのせいで負けたといういじめを誘発する引き金にもなりかねない現状がある以上、足が速い子には地域のスポーツ大会などに参加させるという能力発揮の機会を担保すればいい。

 昔はよかったとかも、つねづねそれが戦前だったり、自分の子どもの頃と比べてしか対比できない。上記の徒競走に順位をつけないことなど、たまたま足の遅い子がいても、それがいじめの誘発にならず、走る能力が見劣りしただけとみんなが割り切れる世の中なら、そういう意見を支持したいが、一方でそうではない現状ではない側面で、最悪の結果を招かない側面も考慮する目線も必要である。

 教師の地位の低下と負担の増加

 よく教師の地位の低下が叫ばれる。昔は先生の言うことを聞いてだったのが、親も大学を出ている親が半分近くいる昨今では、先生は特別視されず、そこへ学校週休二日制や夏休みがあり、公務員で身分が安定している的な妬みの目で見られる。

 ところが研修やクラブ活動で時間が割かれ、持ち帰りの仕事が多いので労働時間はむしろ長くなるし、親や校長に叱責されることも多く、折角の好待遇なのに、まじめな教員が得てして退職しがちだが、そういうことは語られず、教師が事件を起こすと、テレビではそういう教師を集中的に報じて、常に良心的な方は報じられることは少ないのである。

 教師に成果主義の導入を求める声もあるが、一歩間違うと進学競争に拍車をかけたり、いじめの隠蔽や、校長など上司へのいいなりなどマイナスの側面も出ることとの対比が不充分である。

 文章が長くなるので、次ぎは教育委員会の対応など、様々な提言について述べていく

(続く)

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コメント

面白い視点ですね。いじめは善悪論、今昔論(?)ではいろいろむずかしい面がありますよね。

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