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2007年1月 8日 (月)

地域の多様性と道州制論議

 地域の視点が薄れた道州制議論への危惧

 新年の地方新聞の紙面に掲載のように、道州制担当大臣の辞任など相次いだにしろ、道州制への拒否反応が強い。これは今朝のテレビ朝日の「スーパーモーニング」で、政治評論家の岩見隆夫氏が語ったように、安倍総理に庶民性が感じられないことと、対応しているのではないか。

 それは常々指摘しているように、道州制の利点の説明が不足しているまま、国が道州制を押しつけると、どうしても都道府県への愛着が強い庶民の側には、道州制への拒否反応が高まるだけである。

 また経団連の御手洗会長が道州制に対して、積極的なコメントを出し、そのことは評価できるが、財界人でも、地方分権に尽力され、道州制に先鞭をつけた先日亡くなった諸井氏などと違い、派遣労働について経営者に都合のいいコメントや、消費税値上げのコメントがいつしょに紹介されるので、道州制という言葉がある種の警戒感を与えているのではないだろうか?

 安倍首相の教育再生などのブレーンである八木秀次氏のように「教育の地方分権」を批判する論者がいて、先日政府税調会長を辞任した本間正明氏のように、道州制は国の財政再建の手段と述べる論者がいるのでは、地方再生や分権の動きに逆行している。

 鳥取県の片山知事のように、新年のインタビューで「国の財政再建が叫ばれると道州制が出てくる」と、上(国)からの道州制への警戒感を露わにしているように、道州制の採用は地方の意見の集大成で実現を目指すべきである。

 関門特別市構想の現実味

 そんな中で、西日本新聞のニュースで、道州制での股先を避けるため、北九州市、下関市で関門特別市構想の研究に取り組むことが紹介されていた。関門海峡は狭い所では600m。大阪市内の新淀川の一番川幅が広いヶ所より狭く、私も歩いたことがあるが、

人道の海底トンネルでつながっている。

 下関港は門司税関管轄、気象庁は山口の梅雨明けは中国地方ではなく、北九州と同じ。高齢者の博物館など文化施設の無料入館の対応は、今も両市で提携もしているし、もちろん関門海峡で観光キャンペーンが行われている。

 但し、地方制度調査会が道州制の区割りで、原則県の分割を認めていない。そのため下関市が北九州市と合併する形なのか、市名は北九州市下関区とするか。あるいは黒崎、八幡などは現状の北九州市とし、門司区と下関市が合併の形とするか、様々なパターンが考慮できるだろう。

 それとも下関は中国州、あるいは中四国州、北九州市は九州州とするが、私が主張するように道州制境界特区のように様々な特例措置を講ずるのか、今後の議論に注目したい。それは下関が安倍首相の地元でもあり、このような今の県を越えた結びつきを重視する考えは、道州制議論に好影響を与えるからで、建設的な意見と情報発信を期待したい。

 

 1月7日の毎日新聞大阪版の高村薫さんの都市と地方論

 上記の大阪在住の高村薫さんと、毎日新聞大阪社会部の藤原健さんの対談で、高村さんがかっての産業都市を維持するのは無理、関空を活かし京都や神戸と共に、日本の玄関口を目指すべきという意見があった。

 今の東京集中が多少でも各地に分散すれば、必ずしも産業都市を放棄する必要もないが、東京と同じことなら東京でいいとなる。大分県の平松前知事の「ローカルにしてグローバル」という言葉がある。特産品で地域発でもその品質は世界レベルと考えればいいが、

伝統産業以外に新しい特産品が出来ればとも思う。

 高村さんがおつしゃるように、京都、神戸との連携は不可欠だがこの三都市が、独自性が魅力な半面、足の引っ張り合いになっている側面が強い。府県の枠がある以上、関西(近畿)の連携はむつかしい。でも道州制の採用で、京都や大阪の意識より上に、関西の結束が尊重されることを期待したい。

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