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2007年2月21日 (水)

2007東京マラソンとその影響

 2月18日 雨中の東京マラソン、3万人のランナーが力走

 2月18日、2007東京マラソンが激しい雨の中、約3万人のランナーが参加し、170万人の観衆が沿道に出て、多少のトラブルはあったが無事終了した。今回、驚異的だったのが制限時間7時間とはいえ、足のトラブルを招きやすい気象条件だったにもかかわらず、97%近くという驚異的な完走率を樹立したことである。この大会に向けて、キチンとした練習を積み参加された方が多かったことが想定できるし、雨に備えた服装の工夫や、1万人のボランテイアのサポートが功を奏したと思われるが、とにかくご苦労様でした。

 都市文化としてのマラソン大会

 ニューヨーク、ロンドン、ベルリン、パリなど世界の主要都市ではエリートランナーと市民ランナー双方が出れるフルマラソン大会が1980~90年代から存在する。警察の道路使用許可や、ボランテイアスタッフが集まるのか、市民の迷惑行事的側面がどうしても出ることなどが、ランナーの側からは要望があっても、その実現を阻んできた。今回、東京マラソンの成功で都市文化としての、世界標準に日本のランニング大会も達したといえるかも知れない。

 東京マラソンの波及効果

 東京マラソンが出来ることで、近隣の大会の参加者が3万人参加の結果、分散することで減少することを懸念していたが、幸いにも申し込みが例年より遅れたが、青梅のように参加者の増えた大会や、一時期参加者が1万人を割り込んだ三浦国際市民マラソンが、過去最多のエントリーになったことなど、東京マラソンが開催が決まったことが「走る動機付け」を強くしている。

 またクローズアップ現代でも報じられていたように、昨今は女性ランナーの増加が著しい。そのせいか私も昨年、FM東京の番組で女性ランナーを対象にアドバイスを求められたり、昨年、一昨年と指導をお手伝いした初心者向けのクラブも、受講者の半分以上が女性というように、女性ランナーの増加を受けて、第二次ランニングブームという状況を呈してきた。

 東京以外の主要都市のマラソン大会

 東京以外の日本の大都市、政令指定都市や、道州制での州都クラスの都市でのマラソン大会はどうだろうか。警察の方針で時間制限を緩やかにする代わり、同じ都市でいくつもマラソン大会があるのは警察にも、市民にも負担が大きい側面があり、これを統一することで、東京マラソンのような大会にすることは可能である。

 たとえば去年の60回記念大会に併せて、福岡国際マラソンを東京のようにしようという模索はあった。ところがその場合、朝日新聞主催の国際マラソンと、ハーフや5km主体の秋に開催の、地元の西日本新聞主催のシテイマラソン福岡を統合しなければならない。しかし新聞の拡販なり、成人主体のフルマラソンと、初心者、ファミリーまで対象とするシテイマラソンを統合することはなかなかむつかしい。

 制限時間4時間の札幌開催のフルマラソン、北海道マラソンも、秋に1万人規模のハーフや10kmを含む、札幌マラソン、7月に時には五輪、世界陸上に向けての良い調整レースになる札幌国際ハーフマラソンを、あえて一本化してまで北海道マラソンの規模拡大を図るのか、北海道の中での道州制や市庁の役割見直しの中で、ハーフは別地域開催にするなど、様々な模索が必要かも知れない。

 マラソン文化の東京集中の懸念

 今回の東京の成功の一方で、一方で日本のマラソン文化に陰が一方で差している。それは経済格差の陰である。阪神大震災の前年に参加者1万人を集めた尼崎シテイハーフマラソンは、支援していた大手スーパーのスポンサー撤退も手伝い、参加費の値上げ、告知の不充分さ、参加者減少の、マラソン大会のデフレスパイラル現象で2002年を最後に廃止され、西宮国際ハーフマラソンも最盛期8千人の参加だったが、いまや2千人程度。震災や一時は球団を持っていたスーパーの協賛撤退など、社会的要因は阪神地区ではプラスに働く所には至っていない。

 全国的にも、市町村合併で消滅する大会が多いし、夕張市よりも公的債務比率が高い町村で市民マラソンを開催している所が、兵庫県内にもあるが、昨今の地方交付税の削減方針を見ると、地域興しより目先の節約に走らざるを得ない。また少子化、高齢化で参加者が以前より激減している大会も多いのである。

 マラソン文化の再検討を

 不定期ではあるが岐阜長良川走ろう会で、市民マラソンの課題を検討する全国市民マラソンサミットが開催されている。今回の東京マラソンと、地方のマラソン大会の現状をどうするのかなど、なんとかサミットが再開できたらと思う。

 さらに今度3月25日に京都府立医科大学で「市民ランナー、市民マラソンのこれから」というワークショップを開催するので、関心のある方の積極的な参加を期待する。以下でプログラムをご確認を。

http://www.e-running.net/congress.html

なお東京のように7時間制限は無理でも、来年以降、別大国道の拡張が完成すれば、別府大分毎日マラソンが制限時間4時間くらいのランナーくらいまで、門戸を開放したり、2010年の30回記念の大阪国際女子マラソンを、市政施行120年記念と併せて男子の4時間くらいのランナーにまで門戸を拡げ、将来は東京マラソンのように本格的に市民に開放するレースが可能か模索してもいい。

 あるいは2010年なら、京都のシテイハーフマラソンが平安遷都1200年記念で開始されたように、奈良なら平城京遷都1300年、今年なら福井や滋賀なら継体天皇即位1500年記念協賛の市民マラソンを開催してもいい。

 九州が道州制議論での一体感があるのは、九州一周駅伝、福岡国際マラソンのようなエリート大会があり、福岡や佐賀の市民ランナーが指宿菜の花マラソンや、青島太平洋マラソンに出かけるというような、マラソンを通じた「九州は一つ」の一体感があるからかも知れない。

 東京マラソンに際しては、大阪のコンビニでも、東京都心部の荷物が遅れるビラが貼られていた。今後は円滑な大会開催を考えると、福岡国際マラソンなら福岡都心部の荷物遅れますのような、道州制レベルのような範囲の告知は必要だろうが、今後の各地のランナーや大会の動向は注目である。

 なお以下の山鹿ニュースでも東京マラソンや、地方のマラソンを特集しているので、参考にされたい。

http://blogs.yahoo.co.jp/zenikinnyama/44826786.html

http://blogs.yahoo.co.jp/zenikinnyama/44859734.html

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