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2007年10月22日 (月)

第4回全国県境研究会の報告1

 

 福井県敦賀市で第4回全国県境研究会 道州制を視野に入れて

 10月20日に福井県敦賀市のきらめきみなと館で、第4回目となる全国県境研究会が開催された。ちょうど敦賀市の商工会議所100周年や、前年の新快速直通1周年と重なり、会場で地域の物産イベントも開催されていたこともあって、盛況に行われた。

  主な内容

 基調講演として、JR東海相談役の須田寛氏から「地域観光の将来像」という講演が行われた。地方振興の切り札として、観光産業の育成が重要視されている一方で、国内旅行の低迷の現象について述べ、従来の団体旅行中心から修学旅行でも少人数のグループ化している現象を紹介。また外国人観光客が旅館で食費と宿泊費がセット料金が基本のため、宿泊料金の高さが敬遠されることを紹介していた。

 しかし日本料理の他品目の性格や、日本人の旅行宿泊は料理の要素を重視しているので、これを両立させることは難しく、これを棲み分けするため、観光地でもビジネスホテルのような宿泊形態を増やすことが、若い人の必ずしも日本料理を好まない客層のためにも得策なのではないかと感じた。

 また大人の社会見学的な旅行形態のニーズが増えているので、それこそ福井嶺南から、三重県の伊賀に向かうような道州制の区割り困難地帯や、木ノ芽峠や鈴鹿峠のような文化や経済の境目を訪ねて、道州制についての困難要因を考える材料とすることなど、おもしろいと思う。

 また東三河地域研究センター常務理事の戸田敏行氏からは、「道州制と全国県境地域の動向」という研究報告が行われた。道州制での地方制度調査会の区割り例を見ると、現在実施されている県境地域での連携を分断してしまうことが非常に多い。そのため三遠南信地区のように三遠南信サミットで、道州制になれば同じ区割りにという決議を行っている。

 だが全国的な県境地域でのアンケートでは、県を分割しての道州制の区割りの賛否については、分離が41%、一体が44%と拮抗した結果になった。また民間団体では分離を可が多く、行政機関では分離に消極的な意見が強かった。

 民間と行政では、後者が双方の県議会の承認や、予算配分の問題があるので当然ではあるが、三遠南信が愛知県と同じ中部、東海州に入るのは当然として、現行の地方制度調査会案なり、県を分割してでもということに必ずしも、全面的な賛同が得られないことを考慮すると、長野県東部地方が北関東に道州制で入ることを熱望すれば、三遠南信は県を分割して、東海に入るか。それとも三遠南信ごとで北関東に入るかなど、難しい選択を迫られかも知れない。

 またこのような問題を解決する策として、現行の道州制案を区割り案を、分割型道州制とすれば、シームレス型道州制を提案して、道州制の区割りの継ぎ目を解消して、道州間の連携を図るとしている。

 三重、福井、長野、静岡など道州制での区割り困難県には妙案ではあるが、これにしても予算調整と、シームレス型でも関東、中部など一定の区割りがある以上、おおまかな区割りなり、調整措置をどうするのか、ある程度の提言が今後は求められる所である。

(続く)

 

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