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2008年7月 1日 (火)

勢いに流されない賢さを 二分法の危険性と道州制議論、橋下府政の暴走を許すな

 勢いに飲まれぬ賢さを

 今、橋下徹知事の支持率が高い。しかしよく見ると府民にとって歓迎される政策はない。宮崎の東国原知事なら広告塔としての大きな経済効果と、不要な公共事業は減ったとしても、福祉や医療が切り捨てられたということは皆無である。

 ようは「大阪府をつぶしてもいいのか」のワンフレーズである。これは小泉政権が郵政民営化や三位一体の行政改革を叫んで高支持率だったが、格差拡大を招いただけの結果と変わらない。それでも小泉政権の支持が高かったのは、みんなが大声でまくし立てる勢いに飲まれたからである。それを再現している愚に府民は気づくべきである。

 それと橋下徹府知事の支持が高い要因として、公務員の人件費に切り込んでいるため、所謂ロストジェネレーション世代を中心に身分が不安定な立場の人間が「ざまあみろ」的に拍手喝采している側面が強い。

 しかし彼、橋下徹は弱者の味方ではない。グレーゾーン破りの商工ローンの弁護をし、日給5250円の府の非常勤職員の首切りを行おうとする。公立高校入試に落ちやむなく私立に行く生徒もいるのに、高校の私学助成を削減。そのくせ安威川ダムなどの事業は継続する。滋賀県の嘉田知事や長野県の田中康夫知事のようなムダを切りつめているのではなく、ワンフレーズで必要な部分まで切りつめる勢いに委せているだけである。

 小泉、安倍路線を再現させるな

 小泉、安倍時代は弱者切り捨ての経済人が跋扈した。オリックスの宮内義彦氏は、田中角栄の「均衡ある国土の発展」政策で、北海道なら200~300万の人口になり、地方の中核都市と首都圏や京阪神に人口が集まれば経済効率が高まると主張。

 竹中平蔵は関西と関東の銀行を合併させ、銀行を含めた本社の東京移転を促進させた。これが関西に球団を置くオーナーであり、和歌山出身の人間の手口だからたまらない。また中条潮や八代尚宏など、規制緩和一辺倒で今の地方衰退や、ワーキングプアを拡大していった。

 道州制はどちらに進むのか?

 道州制には東京集中の抑止など、格差是正に力点を置く場合と、前者のような経済人が道州制を推進すると、今の東京に法人税収が集中する現状が放置されたままだと、むしろ地方の衰退が危惧される二つのケースがある。

 道州制そのものをキチンと検討することで、官か民かの二者択一で官も民も本当に公共概念を軽視しているのを是正する契機にすべきだが、経団連の御手洗会長も道州制を推進するのはよいが、自社の違法派遣労働に開き直るのでは、多くのサイトで懸念されているように、道州制は経済界の一人勝ちで労働者を切り捨てる意図があると疑念が持たれるし、橋下徹知事も、どういう道州制をやりたいか説明をキチンとせず「道州制を早く」と叫んでも、周辺府県に警戒心を持たれるだけである。

 道州制議論や施行には「勝ちか負け」のような二分法ではない、精密でバランスの取れた中庸な手法を大切にしたいものだ。

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コメント

>山中鹿次さま

 弊ブログにご訪問いただきありがとうございます。

 あまり難しいことはわかりませんが、橋下知事がニュース以外でTVに露出するのが多いような気がします。この間も探偵!ナイトスクープになぜか出演してましたものね。しかも2時間。公務が忙しくて・・・の人が2時間も時間が空くものですね。

>橋下徹は弱者の味方ではない。

 サラ金の顧問弁護士だったためか、金融部の予算を大幅削減してしまいました。サラ金関係は借りるほうが悪い・・・なのか、弁護士が国家公認のヤクザとして巻き上げてしまうのかはわかりませんが、サムプライズローンのように破産が拡大しそうな情勢なんです>今。
 金融機関には大阪府知事登録の会社もありますが、それらに対する監督も放棄するのかいな??とも思いたくなります。

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