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2008年8月 2日 (土)

福田改造内閣発足、高校野球開幕、前途多難な関西での道州制のスタート

 昨日 福田改造内閣 発足 道州制との関連

 昨日、福田改造内閣が組閣された。多くの大臣が入れ替わる中で、増田前岩手県知事が引き続き道州制担当大臣を担当することは、自民党サイドで道州制を地方の切り捨てではないという方向づけを、相当意識していることが考慮できる。

 というのは道州制については、経団連など経済界からの発言が多く、蟹工船が若者にベストセラーになるご時世を踏まえると、道州制は経済界のためという共産党などの道州制への批判の理由づけにもなっている。

 最近出された自民党道州制推進本部の「道州制に関する第三次中間報告のポイント」を見ても、道州制でのデメリットと必要な対策を示し、基礎自治体についても、道州制ビジョン懇談会の江口克彦座長のような、地方自治の破壊につながりかねない300基礎自治体論ではなく、人口30万以上とする一方で少なくても10万、700~1000程度に再編のような、急進的な措置ではなく地方の切り捨ての危険性に相当配慮を行っている。

 ただ燃料費の高騰など今は地域経済の疲弊が激しく、あくまで財政再建にこだわるか、今は景気浮揚を優先するのかが内閣のみならず、道州制に向けても論点になりそうである。

 高校野球開幕 日本人のふるさと意識と道州制

 今日は高校野球の全国大会が始まった。日本人が野球が好きとはいえ、スポーツイベントとして、これほど高い人気なのはすごいことであるが、これは道州制での心理的な壁にもなっている。一般市民の道州制への賛否では反対が賛成を上回るが、その理由として県の利便性以外に愛着があげられ、高校野球が県単位で代表が出せないのではという意見が非常に多いのである。

 今も選抜高校野球は東北で4校など地域ブロックで代表を出しているが、夏の大会よりも盛り上がりに欠ける。高校駅伝もそうだが地域ブロック何校ではなく、各都道府県から一つというのは成功の要因であり、県は日本人にとって外向きのふるさとになっていると考慮できる。

 日本人がアメリカに行けば、日本から来たという表現だが、同じ日本の中で九州に出かけてどこから来たという話になれば、政令指定都市クラスの自治体でないと、相手は名前がわからず、大阪府や奈良県と自己紹介すると思う。道州制になっても関西州、東北州という表現はしないだろう。またそうしたくないのではないだろうか。

 地方自治を考慮するとき、自治体のみならず住民自治の部分も必要だし、地方制度調査会などでの県を廃止し道州制を施行というのを、議会や知事など行政的な現行の府県は廃止するが、ふるさと意識としての府県「高校野球の代表、県人会、現行の地方裁判所が全府県にある、住所記載など」を残し、今の県庁を道州制での支所にすれば(関西州京都府支庁のような形)、道州制でのデメリットとされる州都、あるいは中心都市への集中の弊害も除去できるのではないか。

 都道府県への愛着を衆愚的と考えるのではなく、それに配慮する形で道州制への賛同者を増やすべきだろう。

 前途多難な関西での道州制のスタート

 月末に大阪府でも、将来の道州制を視野に入れて「地域主権プロジェクトチーム」が稼働し、昨年関西の自治体と経済界で発足させた関西広域機構が、国からの権限委譲の受け皿として関西広域連合を設置することに合意した。

 これは将来の道州制を考慮した動きだが、福井、三重は広域連合への参加の即答を避け、滋賀の嘉田知事は住民へのメリットが見えにくい指摘、奈良県の荒井知事は地方分権が格差拡大につながる危険性も指摘し、プレ道州制というべき動きを牽制した。

 道州制への懸念材料

 福井県の西川一誠知事の中央公論での「道州制の幻想」は波紋を呼んでいる。また大阪府の橋下徹知事の関西州を一秒でも早くというのが誤解を招いているのではないか。

 今の大阪府などは東京に行っていた本社が帰るなど、明らかなメリットが出るが福井や三重のように、過疎地域が多く区割りが股先になる公算大の県は、道州制のメリットが少なく、配慮しないとデメリットがむしろ出る県はすぐに賛同できないのがうなづけるし、財政再建のため負担を多くし弱者への配慮が欠ける橋下徹府知事の方針が受け継がれると、過疎地の衰退に拍車がかかる公算が強い。

 東京集中や中央集権の弊害を考慮すると道州制自体を止める理由は見当たらないが、今のような事項に配慮し関西広域連合→道州制での関西州の実現を求めたい。

 伊丹空港廃止問題が浮上、道州制実現へのマイナスを懸念

 さらに橋下徹府知事が神戸、伊丹、関空の運用の検討の中で伊丹の廃止があり得ると述べ、冬芝前国土交通省大臣から「素人の意見」と呼ばれ、井戸敏三兵庫県知事も「できるものならやってみろ」と激怒の姿勢を示された。

 関空の繁栄は道州制での関西の繁栄につながるとしても、伊丹の廃止がもたらす弊害がまったく考慮されていない。韓国が仁川空港が出来ても金浦空港は廃止にならないし、成田が出来ても羽田はむしろ増設し棲み分けされている。いや羽田に国際線をの声も強い。

 関東に次ぐ拠点である関西が全て関空に集約する必要はない。京都、滋賀、福井嶺南のように関西州に想定される範囲に空港がないことを踏まえると、大阪、伊丹周辺の兵庫だけではなく、伊丹があることも関西州には必要である。

 また関空も神戸も海上空港のため、南海地震の影響は避けられず伊丹は防災上不可欠だし、大阪モノレールの経営や新名神の建設や、彩都、箕面新町の分譲の円滑化を考慮すると、伊丹の廃止は得策ではない。

 橋下徹知事の方針を見ていると、将来の関西州の文化力を高め経済効果を招くことを忘れ、博物館など廃止方針など、目先の売却益や多少の人件費削減に走ろうとしたことなど、目先に走るだけで中長期的ビジョンにあまりに欠けている。

 大阪府議会がかなりこれを抑止したことは、特筆すべきことだが、今の大阪府と将来の関西州に向けて、議会と地域主権チームが協力して他県が参加しやすい関西の連携、道州制の提言を行うべきである。

 個人的意見だが神戸は今の国内便のまま、伊丹は札幌、沖縄などソウルに行くより搭乗時間の長い便や、大型機と季節増便は伊丹から関空へのシフトをより図るべきだと思うが、橋下知事には私見のような三空港の適正運用をまず検討する作業と共に、井戸知事に謝罪して、合議を重ねて関西の連携を図ることを提言したい。

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