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2009年5月12日 (火)

5月10日の新生燦都第5回道州制勉強会の報告、小沢民主党代表辞任の影響、道州制問題を学ぶ本、フォーラム福岡24号「これからの九州と戦略とカタチ(道州制)」

 5月10日 大阪狭山市での新生燦都の道州制勉強会報告

 5月10日、大阪狭山市のさやかホールで新生燦都主催で道州制勉強会が開催された。

代表の坂本充氏から挨拶と、過去の活動が話された。次に関西経済同友会常任理事の平岡龍人氏から、アメリカをモデルにした社会や社会主義を模索した社会のいずれもが失敗に終わり、税収と歳出の矛盾や関西の復権の打開を含めて、道州制の必要性が語られた。

 次に大阪府の地域主権推進局の中谷文彦氏から、平成30年頃をメドにした関西州実現のための骨子が語られた。

 なお私からは、現状の道州制論が市民にメリットが語られていないことに触れ、ワークライフバランス向上に役立つ道州制など、暮らし向上のための道州制の必要性、質疑応答で平岡氏が憲法改正の必要性に触れたので、国論を二分することを優先する結果、道州制の施行が遅れる懸念と、今の護憲と改憲の二者択一ではなく、道州制や遷都の提案や著書で知られる八幡和郎氏の著書「日本の国と憲法第三の選択」(発行:同朋舎:販売角川書店)に触れ、衆議院議長を経験された故坂田道太氏が国論を二分し、物事が先に進まないことを避け、7~8割の人が賛同できる政策の実施を常としたことを触れ、道州制問題を含めて、反対論者のハードルを下げる配慮を力説した。

 最後に坂本充新生燦都代表から、道州制に向けての私塾の開設プランと秋にまた勉強会が語られたが、今後も新生燦都や、立場や見解は異なるとしても、道州制について提案、実現に向けて活動されている団体、個人との交流を深めていきたい。

 民主党小沢代表の辞任と道州制問題への影響

 秘書逮捕問題で辞任を求める世論の高まりで、ついに民主党の小沢代表が辞任した。

大阪狭山市の道州制勉強会に、地元選挙区から民主党で立候補予定者も参加されていたが、小沢代表が道州制ではなく、国の下は道州制ではなく300自治体と述べたことを平岡氏が尋ね、自治体と国の力関係でどうしても取り込まれる状態になり、中央集権が維持される危険性を指摘し、候補者の方も道州制を放棄したのではなく、地方分権(地域主権)を最優先を力説していた。

 岡田克也元代表の時代は道州制をマニュフェストに入れていた経緯から、それが次期選挙で復活するのかや、昨今の市町村合併を進めた市町村の選挙で現職の落選が多い経緯や、道州制ビジョン懇談会座長の江口克彦氏も300自治体論を降ろし、発足させた地域主権型道州制国民協議会には合併しない立場の代表と言える、福島県矢祭町の前町長が参加しているように、極端な市町村合併を忌避する風潮に配慮するかなど、次期代表の下での次の選挙マニュフェストに注目したい。

 フォーラム福岡24号「これからの九州の戦略とカタチ(道州制)」

 今年の1月末に出たフォーラム福岡24号が2006年の12号に引き続き、道州制の特集号になっている。道州制ビジョン懇談会座長の江口克彦氏へのインタビュー、大野城市の若手職員による道州制研究チームの発足と提言などが紹介されている。そして巻頭での西日本新聞編集委員の前田隆夫氏の「井戸端会議で道州制が話題になる日」という一文は、今日の道州制議論に欠けているものであり、以下全文を紹介する。

 昨年末、九州大学法学部の忘年会で手島孝名誉教授にお会いした。1970年代に「九州自治州」創設を唱えた地方分権論者は、最近の道州制論議をどう見ているのだろう。気になっていたことを聞いてみると、こんな言葉が返ってきた。

 「上からの議論になっている。草の根の動きではない」地方自治を豊かにするための道州制なのに、それによって縮小される政府(東京)が議論の主導権を握っているのではないかーという指摘である。例えば地方制度調査会、道州制ビジョン懇談会であり、日本経団連も「上」に含まれるだろう。手島さんが著書「地方復権の思想」で批判した「中央による地方自治論の怪」「上からのリージョナリズム」は発刊から30数年たったいまも続いている。

 この現状を覆す可能性が九州にはあると思う。知事会と経済団体はスクラムを組んで道州制の「九州モデル」をまとめた。市長会も独自に「九州府構想」を練っている。道州制を見据えた未来図を自発的にこれほど重層的に描いている地域はほかにない。

 ただ「草の根」の広がりに欠ける。井戸端会議で、病院の待合室で居酒屋でカフェで。定額給付金について言いたいことを言い合うように、道州制が私たちの日常の関心事にならないと、「地方による、地方のための道州制」はおぼつかないだろう。どこか遠くでつくられたような、根無し草の道州制論は共感を呼ばない。

 道州制は財界のためのモノのような猜疑心を招いていたり、橋下徹大阪府知事の関西州構想が関西の他府県の知事が及び腰だったことを含めて、どこか道州制が庶民感覚や過疎地帯を持つ府県への配慮を忘れ、一方的な議論になっている現実にそのままあてはまる指摘である。

 九州発の道州制議論は大野城市の取り組みを含めて、地方により地方のためのということでは相当進んでいても、上記のような考えが及ぶことは上からの道州制と指摘される立場のものや、私自身を含めて自戒や情報発信が大切であること、九州から学ぶべきことの大きさを認識すべきであろう。

 なおフォーラム福岡は一冊200円プラス送料だが、以下のサイトで確認して申し込むこと。http://www.forum-fukuoka.com/

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