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2009年10月24日 (土)

格差社会是正と道州制、地方分権、日本郵政社長交代問題

 昨夜の朝まで生テレビ「若者に未来はあるか」

 昨夜の朝まで生テレビは、格差社会の中で苦闘する若者と社会のあり方を提起、討論していた。折しも民主党政権での新たな雇用対策も発表された。ところがハローワークで生活支援などの相談や斡旋を可能にし、窓口たらい回しを避けるなど自民党政権では無かった歓迎される妙案など評価したい。

 ところが猪瀬直樹は、ハローワークは国の管理だから地方分権に反すると批判していたが、今大事なのは失業者への対策である。ハローワークを九州にあれば道州制になれば、九州府で管理というように道州制での再編はいるとしても、今すぐにやるべきはたとえ国の機関であっても、失業対策行政の縦割り是正で混乱と、利用者の利便性を確保すべきである。こういう発言をしていては、地方分権、ないしは地域主権。道州制への猜疑心を高めることを、彼は認識すべきである。

 また討論の中で、日本はリスクの少ない仕事をしている方がリターン、収入が大きく、リスクの大きい仕事(失業、不安定)をしている方が収入が少ない問題が大きい指摘があった。さきほど貧困率調査が公表され、15%、7人に1人が貧困という先進諸国で第4位という不名誉な数字になったが、本来、道州制(海外では州制度や連邦制)や地方分権はそれを解消すべきアイデアを出すべきである。

 ところが猪瀬氏のみならず、経団連の御手洗氏や大前研一は新自由主義の手先であり、彼らの主張する道州制など認められるものではない。道州制ビジョン懇談会の江口克彦氏しかりである。州単位での法人税の値下げによる企業誘致、高額所得者の税率引き下げを叫ぶが、所詮は金持ち優遇策に過ぎず、庶民の苦しみがわかっていない。

 道州制は金持ちと大企業の優遇策という、共産党あたりの反対理由に正当性を与えるだけだ。それよりは民主党が政権奪取したのは財界寄りの姿勢や新自由主義を採用した、小泉竹中路線批判が大きい以上、むしろ経済界の自己都合的内容を完全除去することこそ、道州制への早道と認識すべきだろう。

 

 まったく逆効果 橋下府知事の英語特区構想

 橋下府知事が伊丹廃港提案の中で、ここを英語特区地域にという提案を行っている。しかし一部の国際線を伊丹に残し空港存続ならまだしも、飛行機の飛ばないアスファルト広場をそういう特区にしてどうするのだ。

 関空を盛り上げたいなら、臨空タウンをそうするのが筋だし、現実味のない伊丹利用が兵庫県の了解が得られるのか?こういう男に道州制での関西州を安心して任せることなどできない。能力のない人間の思いつきくらい迷惑なものはないと府民のみならず、広く国民は認識すべきだろう。

 日本郵政西川社長辞任に思う

 ついに西川社長が辞任した。前大蔵次官の斉藤次郎氏が適任かともかく、2000億円のかんぽの宿を100億で売ろうとし、郵貯カードにクレジット機能をつけるのはいいとして、それは出身会社の三井住友カードと独占に近い状態にするなど、民営化利権がはなはだしく辞任は当然である。

 ところが鳩山元総務相が西川社長を辞任させようとしたことを、官僚の応援があるからとその動きを江口克彦道州制ビジョン懇談会会長が批判していた。もちろん郵政官僚がこれを利用しようとしたことも明白だが、かんぽの宿や郵貯カードでの利権など噴飯もので、それを弁護する動きをする人間が道州制での代表的立場として君臨することが適当なのだろうか?

 道州制ビジョン懇談会は現政権で地方分権推進委員会などと統合:整理されるようだが、民営主義の権化のようなアメリカでさえ郵政は公営、ニュージーランド、アルゼンチンが郵便の民営化を国に戻したように、地方分権の中でも郵便が着くことはナショナルミニマムとして守られることが尊重されるべきである。

 そもそも郵政民営化での四分社化で郵便配達の人が集金できないことの方が、地域の実情が見えていない。それで地域主権型道州制国民協議会などというのは滑稽にすら写る。郵便を公営で維持している国が日本より中央集権であるかというとそうではない。

 道州制を語る以上、脱官僚に執着するあまり、国民生活にマイナスになることまで賛意を語ることは避けるべきである。

 原口総務相が日本で歩いていける範囲で、郵便局、交番、小学校があることの意義を語っていたそうである。通信と金融。安全、義務教育の三本柱だが、江口氏のような郵政民営化の弊害に目をつぶる姿勢ではこの三本柱は崩れていく。道州制先行実施の動きがある北海道や九州のように過疎地の多い地域の過疎に拍車をかけ、福井県の西川一誠知事のような反道州制の動きに論拠を与えることになる。

 新自由主義への批判のない国民生活軽視の道州制論者は、自己批判するかそれが出来なければ議論の場から退席することを求めたい。

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