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2009年12月16日 (水)

道州制問題、関西のつらさ

 先月、関西州関連シンポジューム

 先月27日、道州制関連のシンポジュームが開催され、産経新聞にその模様が掲載された。おもしろいのは紹介した記者の知人の意見を含めて、関西での京都や神戸と大阪の中の悪さや、道州制のメリットが見えにくいことが、市民が道州制を強く求めない要因という意見。

 これに対して、道州制にずばっと市民レベルのメリットを求めようとしても、行政改革がすぐに庶民の利益につながるものではないようなもので、それを強く求めようとすることは、むしろ道州制議論をねじ曲げる懸念を述べる識者の意見もあり、興味深かった。

 だが関西の持つ、文化や経済の独自性がある種、対東京のために道州制が必要でも、ある種の困難さを産みだしている。

 関西のしんどさ

 和泉書院という大阪の出版社から、『関西を創造する』という単行本が発行されている。

日本古代史の第一人者、上田正昭氏の「道州制の歴史的前提」や、尾田栄章氏の「畿内」と淀川ー道州制の単位としての河川流域」という論攷が掲載されているので、一読されることをおすすめしたいが、責任編集者の千田稔氏の序説の関西のしんどさと上記のセミナーでの京阪神の仲の悪さの指摘は、重複する部分が多く、考えさせられる。

 関西と近畿の範囲の類似性と、微妙なズレ。首都圏のような東京集中ではない代わり、京阪神で多角的な空間特性を持っているという指摘。

 だがこれは観光や文化の多様性をもたらしているが、2008サミット誘致の不成功や、今も問題になっている空港問題。

 千田氏は道州制で、関西州がどのような空間構造を組み立てるのがよいか、上徒の問題点を念頭に置くとさほど容易ではなく、大阪にすべての機能を一極集中することは現実的ではなく、州の諸機能を巧みに分散して、ネットワークを形成すべきと提言している。

 橋下知事がリーダーシップを取ることの逆効果

 関西での最大府県の大阪府の知事が、空港は関空にとかやたら一つに集約したがることは、千田氏が忌避している大阪にすべての機能を集めることを求めている猜疑心を産み出すだけである。

 私見のように、現行の関西の府県の一定レベルの北海道の支庁のような位置づけとしての活用をすべきだ。また本当に関西州を実現したいなら博物館廃止や売却を考え、歴史街道事業のような関西の連携の鎖を断ち切るような思考や行動を止めることが、関西での道州制実現の早道と言えるだろう。

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