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2010年2月 7日 (日)

大阪市主催の地方分権シンポジューム「基礎自治体と水平連携」道州制と関連して

 2月6日  大阪市主催の地方分権シンポジューム「基礎自治体と水平連携」に参加して

 2月5日、大阪市中央区のヴィアーレ大阪で大阪市主催の地方分権シンポジュームが開催された。毎年この時期に開催されるが、年々参加者が増加しているのは嬉しい限りである。

 まず元逗子市長で現龍谷大学の富野輝一郎氏の「地域主権時代の基礎自治体のありかた~都市内分権と水平連携~」という基調講演が行われた。

 富野氏からは最近の中央集権体制の批判、地方分権から地域主権と称される流れとして、2000年の分権改革をあげた。これは前の細川内閣時代からの、不完全ではあるが、武村、細川という中央集権に抵抗した知事が内閣の中枢に入り、地方分権関係の法令整備が進んだことがあげられるだろう。

 富野氏は市長時代には、地方政府という表現に反発の声が高かったのが、今は違和感なく受けいられる時代になると共に、以下のことをあげた。

 国への依存から自立と自律の自治体→公共サービスの受益者としての住民から、能動者としての住民という流れである。当然のことではあるが、財政的担保や、今のように住民票の場所と稼ぐ場所が異なり、長時間残業や通勤が恒常的な中で、地方選挙の投票率も低く、地方自治に関する知識がない住民参加は困難な部分も多い。

 小泉内閣時代の「官から民への」流れの中で、民営化と新自由主義の弊害が眼につき、その反省が求められる昨今である。民営ではなく、NPOなどでの新たな雇用の受け皿とすれば、昨今の雇用不安やワークライフバランスにも対応ができるのではないだろうか。

 全体シンポジュームを概観して

 シンポジュームでは大阪市立大学教授の阿部昌樹氏の司会で、富野氏、阪口善雄吹田市長、平松邦夫大阪市長がパネラーでシンポジュームが行われた。大阪府内では市町村合併があまり進まなかったが、一方で大阪市の救急安心センターに他の市も対応できる取り組みが紹介されたりしていた。

 橋下徹府知事は、以前は関西州、道州制を盛んにぶちあげていたのが、最近は大阪市不要論をぶちまけることに、阪口市長は不快感を露わにしていた。まさにそのとおりで、府県の解消、ないしは役割を低下させ、基礎自治体にいろいろなものを移管する以上、核といえる政令指定都市は不可欠である。

 平松市長は神戸市など、関西の他の政令指定都市との交流:連携を語っていたが、兵庫県の井戸知事のように道州制に消極的な立場の態度をはねのけ、道州制での関西州実現に弾みをつけたいものだ。

 

 多様な自治体のあり方を

 昨日の読売新聞に一段落の市町村合併を特集していた。ブランド価値の高い市町村での弊害や、今日のサンデープロジェクトのように高知県馬路村のゆずブランドの成功例のように、合併ばかりが地域再生ではない。自治体で病院や消防署を絶対に持つ必要もないが、水平連携で近隣の市町村と協力する。

 一方で、大阪市などは区単位で議会を持つ東京23区のようになる必要はないが、市町村合併で生まれた自治体で、旧自治体に配慮した地域自治区のような制度を大阪市を残しながら、区をそういう方向にすることも検討すべきだろう。

 道州制や関西州に向けて、とにかく大阪市さえつぶせばではなく、様々な検討をするのが筋と言うものではないだろうか。

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