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2010年8月22日 (日)

8月20日の大阪日日新聞に「罵倒の短絡主義の一掃を」掲載。関西州ねっとわーくの奈良での道州制cafe塾

 8月20日(金)大阪日日新聞16ページ「罵倒の短絡主義の一掃を」掲載

 長引く平成不況と社会不安の中で、相手を罵倒し自分を正当化する本来問題だらけのことが、あたかも正論になり、それにまんまと庶民が乗せられてしまう。罵倒の短絡主義という風潮が続いていることに警告を発したい。

 まず平成不況や阪神淡路大震災、オウム事件などの社会不安の中で新しい歴史教科書や、靖国公式参拝などタカ派的風潮が高まった。確かにタカ派側の主張のように欧米列強も植民地を拡大政策をしている。日本が朝鮮半島に鉄道を引いたような一面はある。

 だがあくまでそれは「そういう側面」である。われわれ日本人がアメリカの原爆投下で終戦が早まった側面があっても、それで弁明されれば不快なように、もう少し深く考えれば、日韓併合や先の大戦を肯定できるものではない。真の日本人なら反省は自虐ではない。

 他国が認めたくないことを素直に認めることは、腹に据える、日本人本来の心根のやさしさを示す絶好の機会である。今後、観光振興が重視される日本で「やさしさ」は大きなキーワードである。反省は自虐ではなく潔さとし、逆に前向きに自分たちの誇りとすればいい。

 

 短絡主義の弊害の代表として、郵政民営化のワンフレーズ政治の小泉政権の中で、新自由主義の拡大で庶民の暮らしは破壊された。ところがワンフレーズ政治の大阪版とでもいうべき橋下徹府知事の政策はどうだろうか?

 教育、福祉予算の削減の一方で、めどのない巨大開発を提案し、それがうまくいかないと大阪都構想と大阪市批判である。

 大阪府民、市民は一時のガス抜きにごまかされ、罵倒の短絡主義の象徴とでも言うべき橋下知事の発言に酔いしれたり、期待するのではなく、冷静沈着に自分たちの暮らしや自治を考えるべきである。維新と叫べばそれが改革だという幻想にだまされず、明治維新気取りで無謀な戦争に突入した昭和維新を叫んだ軍部の悪夢を頭に入れるべきだろう。

(大阪市北区、山中鹿次、地域再生と道州制を検討する研究会代表)

 8月21日 奈良で関西州ねっとわーく主催の道州制cafe塾に参加

 昨日、奈良で開催の関西州ネットワーク主催の道州制cafe塾に参加した。まず基調講演として、同志社大学教授の市川喜崇氏から「分権・道州制と市町村」という講演が行われた。

 道州制に関する様々な解説と共に、昨今の道州制議論を道州の性格を国の出先、国の出先と自治体の併存、自治体の3タイプと規定し、道州の規定を自治体とする見解が多くなったと述べた。

 そしてまだまだ小規模自治体が残ることから、市町村の権限委譲で道州制という流れの困難さが語られた。その上で道州制については、区割りなど困難要因を踏まえて消極的という立場を表明された。

 私からは関西の府県のブランド力や過疎地問題から、議会や県知事がいないような形で府県を残す道州制について質疑したが、府県を残す道州制はあり得る選択だと市川氏は述べた。

 また私からは、今、奈良県内で開催されている平城遷都1300年事業など、もし関西州で、橋下徹府知事のように博物館廃止を打ち出した人物主導なら、成功しないし、府県があったからこそ、神戸も奈良も大阪マラソンに負けずに大会を開催することになったことに触れ、行政制度の三層構造の道州制ではないが、文化や任意団体、庶民の心のふるさととしての府県を存続させた方が、道州制の反対を減らすため得策だと補足した。

 さらに浅川清仁奈良県会議員、天野秀治奈良市議会議員らから、議員から見た分権や道州制について意見が語られた。道州制には反対ではないが拙速に出来ず、山間部が多く、奈良市と以西は大阪の通勤エリアであることから、ますます大阪に吸い取られてしまう懸念が表明されていた。

 荒井正吾奈良県知事が道州制に反対である。だが奈良県内の地方議員が必ずしも反対ではないが、私論のような文化的な奈良県の存続は観光振興に得策だし、大和路という概念と過疎対策での条件闘争を道州制導入で行い、橋下徹府知事のようなでたらめで配慮のない道州制議論はしっかり退けることを行ってはと感じた。

 また日本地方自治研究学会関西例会でも課題になったが、地域主権という言葉の定義の無理なことと、地方分権の言葉の弱さが浮き彫りになった。中央集権の否定として地域主権という用語を用いるのはやむ得ないにしろ、地域主権型道州制と言い切ることで、ナショナルミニマムの軽視などの印象を受けるので、道州制と地域主権という用語は連続させない方が得策だと痛感した。

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