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2011年2月14日 (月)

大阪市主催の地域主権シンポジューム「地域主権と都市連携」ますます高まる大阪都構想への疑問

 今日はヴィアーレ大阪で開催の地域主権シンポジュームに参加

 本日、13日、大阪市中央区のヴィアーレ大阪で、大阪市などが主催の地域主権シンポジュームに参加してきた。平松邦夫大阪市長の挨拶の後、東京大学名誉教授の神野直彦氏の基調講演が行われた。神野氏の「地域主権と水平連携」という基調講演ではいくつかの項目に分けた資料とその内容に適したわかりやすい講演が行われた。

 項目1の正しい問題提起には、答えの半分が含まれている。地域主権の約束の地として「ゆとりと豊かさを実感できる社会」。昨日のNHKテレビの日本のこれからが無縁社会。これはこの真逆だが、無縁社会の原因はいくつかあるが、この最大の原因は格差社会とネオリベ路線ということで一致していた。果たしてその原因あるネオリベ路線を前提とする上山信一の企みに小泉竹中路線を支持する橋下徹の勧める大阪都構想が正しいのか。

 項目2の社会の単位としてのコミュニテイだが、市町村に対する自然村について。明治以降はこれが日本では軽視されているが、いわば集落とか街になるだろうか。区議会と橋下徹は言うが、選挙ではむしろ自然村機能に反することがわからない。

 社会システムとしてのコミュニテイ破壊が、大阪維新の元で進むことが予想される。

 4つ目が「ものづくり」社会から「生活づくり」社会へ。これには文化を軽視する橋下徹府知事の方針が合うとはとても思えない。

 5つ目が公共サービスに於ける外部効率性と内部効率性。内部効率性が公共サービスをいかに低いコストで提供するか。外部効率性はコミュニテイのニーズとの合致である。給食を始めたが一つの給食センター方式だと行政は安上がりだが、そこから距離が遠い場所だとあまり暖かい給食は期待できない。大阪都なら中学給食ができるというのは、どういう方法かを提示すべきだろう。

 6つ目が効率性と民主主義の両立による地域主権、それを可能にする水平連携。コミュニテイの協力を重視を語られたが、区議会で街の代表ではなく、政党の代表でそれがうまくいくか?大阪都構想にはまったくその配慮がない。

 神野先生はスエーデンの教科書を参考資料で示し、スエーデンが人口800万で、以前より減って6万人。日本が今6万人という例をあげた。またスエーデンの教科書が映画館よりプールの料金が安いのを、補助料金の有無をあげ、映画料金が市場原理に基づいた値段の例も示した。

 橋下徹が上山信一的発想で、市場原理に基づかない施設の廃止をたくらむことは、もはや為政者として失格。橋下徹が何かと神野先生を罵倒するのがうなづけるし、神野先生を罵倒する発想の中で生まれた大阪都構想を認めてはならないと再認識した。

 パネルデイスカッション

 都市連携ということで、阪大の北村亘先生をコーデイネーターとして、平松市長と八尾市の田中誠太市長、宇治市の久保田勇市長に神野先生が参加して討議が行われた。給付事業が基礎自治体が行うことについて、久保田市長らから選挙対策の危惧や、国の国境のように移動の制限がないから、市民がそれを求めて移動することが指摘された。

 大阪市の今の地下鉄の敬老パスを先日の維新の会マニュフェストで、民営化で維持というどうするのかということを感じていたが、都構想では都全部に拡げろという話にもなるだろうし、逆に特別区で実施している所、そうでない場所が出る危惧を感じた。

 印象的だったのが、神野先生が今の東京都が戦前の戦時体制に出来たその反省の必要性を力説され、大阪都であれ、道州制であれ集権的になる懸念を示された。また八尾の田中市長が八尾を含めて、今の大阪の市町村が6つとか8つの政令市になりそこで区制度を行うことを提案した上で、今の府と市が仲良くを提案された。

 田中市長は市町村が強力になれば府県も道州制も不要論だが、少なくても大阪都構想が府と市の関係をわざわざ悪化するだけで、今のままか大阪都かの選択でない第3の道をいろいろ考慮したいものである。

 

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コメント

大阪市改革が進んでることをアピールすべきでは。進んでいるのか、進んでいないのか議論の余地があるところですが。

関市制との比較も、そろそろ。

マスコミは今年になりかなり変わりましたが、まだまだ知事は改革、大阪市守旧派イメージが強い。テレビがなかなか大阪市が変わったを報じないので。
 ただ関さんとの比較は難しい。関市政が関さんが助役あがりで昔を引き継いだ側面と、上山信一らを登用して急進的に改革した部分がある。
 平松市長が上山をはずした側面をだから組合びいきという側面ゼロではない。だが上山のやり方を引き継いだら新自由主義的弊害が強くなっただろう。
 ネオリベ路線賛美の人には関市政の改革後退なんでしょう。
 けど磯村市政あたりの時代から対比して、改革しながら上山信一的弊害はなるだけ出さないでやってるから、まあ合格です。

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