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2011年3月11日 (金)

東北地方太平洋沖地震発生、あらためて橋下徹府知事の関空一本化とWTC移転を疑問視する。吉富有治『橋下徹改革者か壊し屋か』中公新書ラクレのご紹介

 今日の午後、M8,8という国内では最大規模の東北地方太平洋沖地震発生

 本日、午後2時46分に東北地方の沖合で巨大地震が発生した。宮城:岩手のみならず、震度5を記録した東京都内でも、帰宅困難者が続出。改めて地震の恐さを痛感したが、衝撃的だったのは仙台空港の津波の映像である。

 仙台空港は海に隣接しているが、海上の島ではない。ところが関西国際空港は言うまでもなく海上空港であり、南海地震の津波の影響をもろに受ける。ところが南海地震が近づく中で、関空に飛行機を一本化する方針、泉南市が大阪でも南部のため学校の耐震化を急いで給食を後回しせざるを得ない方針を、泉南市でのタウンミーテングで市のメンバーをつるし上げ罵倒した男。それが橋下徹大阪府知事である。

 また今日は元のWTC、今は咲州庁舎のエレベーターも4台ほど、震度3レベルでも止まったが、800kmも離れた場所でこの有様。南海地震が来ればビルが倒壊しないまでも、ビルの機能停止と唯一の交通機関のニュートラムも止まる。府の職員は非常招集で災害時に集まる必要もある。ところが庁舎にいくことも出来なくなる。そんな場所に庁舎を移転しようとたくらむ男。それが橋下徹大阪府知事である。

 また南海地震では大阪自体が被害が軽微でも、和歌山方面から大阪への通勤:通学の方が今日の東京のように、和歌山方面への帰宅困難者が大量に出ると想定できる。にも関わらず難波にある府立体育館の売却をたくらみ、大阪市も体育館があることを二重行政という批判で不要と決めつけ、災害への備えを考えない男。それが橋下徹という男の正体である。

 地震の映像を見て考えてほしい。橋下徹府知事の政策、大阪都構想ではこういう自体になれば、われわれの生命と安全が脅かされることをしっかり認識してほしいものだ。

 吉富有治著『橋下徹改革者か壊し屋か』を読んで

 10日に中公新書ラクレから『橋下徹改革者か壊し屋か』という、浪速のご意見番的存在の吉富有治さんの本が出た。主な内容をまず紹介する。

 1章 橋下徹の政治手法 2章 知事VS府政VS市政・仁義なき戦い

 3章 徹底比較・橋下徹と石原慎太郎 4章 「大阪都構想」とは何か?

 終章 橋下徹で浪速の町は再生するのか

 まず橋下徹について、壊し屋としての評価は認めないと行けないだろう。吉富氏はペリーの黒船にたとえるが、大阪にカツを入れたり国への要求や、道州制への動きなり大阪マラソンの実現など、今まで無かったことが動いたことは評価していい。

 だが壊し屋は壊し屋である。爆破解体をする業者が、設計図無しに建築もやります。それが大阪都構想に見えてならない。

 橋下知事が支持を集める背景は、第1章でいろいろ指摘されている。コストカットや財政非常事態宣言など、公務員は身分が保障されているという庶民感覚、中小:零細企業が多い大阪の風土もあり、高い支持を集めたといえる。

 またこれまでほとんどテレビで報道されることが無かった近畿知事会議の映像が流れたり、道州制という言葉も浸透した。ところが壊し屋だと自分が認識した上で、改革者となろうとしたことが迷惑な話に思える。

 最近、大阪市議の辻よしあき氏らも指摘しているが、臨時財政対策債の乱発による黒字のからくり。最近ではわざわざ移転費用もかさみ、周りに病院も多く立地的に文化財調査などに時間が取られ、開業も遅れる大手前への成人病センター移転にこだわったりなど、疑問視できる政策だらけである。

 吉富氏がいうように知事が刺激を与えて替わる部分もある。だが成人病センターの移転問題のように、理がないことが推し進められることが増えてくるのは、最初は知事の方が府民のためになる正論を語ることが多かったのが、だんだん府民に有益なことを職員がやろうとすることより、知事に逆らっては行けないという萎縮した気分の蔓延による、行政の停滞が起こっているのではないだろうか?

 橋下徹と石原慎太郎という比較もある。吉富氏は似ている側面を指摘している。保守的でワンマンな点の類似はあるが、石原慎太郎は前言を翻し都知事選挙に出るようだが、国政の経験の有無と、橋下徹は一から国会議員という選択を松井幹事長のインタビュー記事にあるように、しないと私も考える。

 大阪維新の会では国政で過半数は無理。また総理でない一議員は絶対嫌な性分だから民主なり、自民に行かないと無理な時勢で、タレントとしてかせげた経験もあるから、育った世代的なこともあり、府知事から市長への転出はあり得ても、その後に政界に再度という意識は希薄だと思う。

 大阪都構想について触れているヶ所で、いろいろ課題を指摘している。大阪都を中京都のように名古屋市の廃止をめざさず、権限委譲を強めるという点から、知事に妥協の余地はないのだろうか。

 というのは以前の磯村元市長時代なら、大阪都のような脅しも必要だったと思うが、WTCや水道事業で恩を着せ対立をあおるよりも、終章の前の辻よしたか議員へのインタビュー記事にあるように、大阪特別市への以降の検討と、戦うべきは霞ヶ関という指摘や、知事と市長が開襟を開き話し合うこと、橋下知事の大政奉還を求めている。真の敵は大阪府でもなく大阪市でもなく国という指摘。

 私はそこに東京集中を付け加えたい。大阪マラソンが開始される今年こそ、今、大阪証券取引所と東京証券取引所の一本化問題を、ネットで世界と取引でき、天下の台所と言われた大阪に統合した証券取引所をという運動を、知事と市長で行うくらいになってほしい。

 それはともかく橋下支持、アンチ橋下を含めて必読の書である。

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